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Cafe
茶
避暑時来閑院裏
池亭一把釣魚竿
廻塘柳緑夕陽暗
西岸松聲炎節寒
吟詩不厭搗香茗
乗興偏宜聴雅弾
暫対清泉滌煩瘜
況乎寂寞日成歓
暑を避けて時に来る閑院の裏
池亭一把す魚を釣るの竿
塘を廻る柳緑夕陽暗く
西岸の松聲炎節の寒
詩を吟じて厭はず香茗を搗くを
興に乗じて偏に宜し雅弾を聴くこと
暫し清泉に対すれば煩瘜を滌ぐ
いはむや寂寞
日に歓を成すをや
「凌雲集」
暑さを避けてここにきて池のほとりのあずまやで釣りをする
池を廻る柳は夕陽を受け暗くなるほど茂り
西岸の松を伝わる風の音はこの炎天に涼しさをよぶ
詩を吟じながらゆくりなく香り高い茶を飲む
興が乗って琴を演奏させると
茶の清らかさに煩わしい心の病いがすすぎとらわれる
ましてやひっそりとしたこの日のこの歓びなのだから
大事に培ってきた茶の香りとぬくもりを感じる茶。
静かなひとときをご一緒に。
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